教育資金はいくら必要?

ゆめサポママ

2016年08月27日 23:01

 


子育て中の家族が心配するお金の問題のひとつに「教育資金」があります。
教育費がかかりすぎるからと、2人目3人目の子どもをあきらめる夫婦も少なくありません。



実際に教育資金はいくらかかるのでしょうか?



今回は教育費の中でも、特に大学でかかる資金について注目し、
今からすべきことを考えていきたいと思います。

大学の授業料は、選ぶ大学や学部によって大きな違いがあります。

授業料をみてみると、国立大学の場合、
入学金 282,000円
授業料1年間 535,800×4年間=2,143,200円
合計 2,425,200円です。

私立文系の場合は平均で、
入学金 242,579円
授業料1年間 746,123×4年間=2,984,492円
施設設備費 158,118円×4年間=632,472円
合計 3,859,543円となります。

理系の場合だと、
入学金 262,436円
授業料1年間 1,048,763×4年間=4,195,052円
施設設備費 190,034円×4年間=760,136円
合計 5,217,624円となります。
(文部科学省 私立大学等の平成26年度入学者に係る学生納付金等調査結果より)

平成27年の全国生協連の調査では、仕送りの平均は月に71,440円だそうです。
4年間で考えると、71,440円×12ヶ月×4年間=3,429,120円となります。

自宅から国立大学に通う場合は、
4年間の授業料等で約2,500,000円

県外で私立理系に通う場合は、
4年間の授業料と仕送りで8,646,744円になる計算です。

その差は600万円以上になります。

将来の物価上昇を考慮して、
子どもが大学に入学するまでに1,000万円貯めることができれば、
大学進学時に子どもがどんな選択をしたとしても、笑顔で賛成してあげられそうです。

子どもが生まれてから18歳までの間に1,000万円を貯めようと思ったら、
毎月45,000円の貯蓄が必要です。子どもが2人なら90,000円です。
この金額を貯めることができればいいですが、なかなかそうは行きません。

国立大学の授業料分は親として準備するけど、
それ以上に学びたければ自分で何とかするように子どもに話す・・・
というのも1つの方法です。

子どもの教育費に不安を感じるのであれば、まずは現状を知り、
我が家はどうするか考えることが必要です。

児童手当をすべて貯蓄すると、約200万円が貯まります。
最低限この金額だけは貯めておけば、
子どもが大学に行きたいと望んだときに、
受験をし入学するまでは何とかなりそうです。

児童手当の他に毎月1万円を貯めることができたら、
400万円貯めることができます。
私立文系の授業料はまかなえそうです。

もし、教育資金を貯めることが難しかったとしても、
ママの収入が生活に必要なお金+10万円/月あれば、
大学4年間で480万円を教育資金に回すことができます。

パパの収入で生活費をまかなうことができる家庭であれば、
児童手当を全部貯めておき、
子ども1人なら大学入学、2人なら高校入学、3人なら中学入学を目安に、
ママの収入のうち10万円を教育資金に回せるようライフスタイルを考えることで、
大学資金のかなりの金額をまかなうことができます。

収入も家族構成もライフスタイルも全く同じ家族はありません。
ですから、教育に対する考え方も、教育資金の貯め方も
家族によって違って当たり前です。

まずはこの機会に家族のライフプラン※を考えて、ご夫婦で子どもに対する教育方針と、
子どもが大学で学びたいといったときの資金をどうするか話してみてくださいね。
※ライフプラン:「夢実現はライフプランから」参照

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この記事を書いた人  北村 きよみ 

子どもの将来を考える家計塾「リルコ」
ファイナンシャルプランナー、住宅ローンアドバイザー
http://mbp-shinshu.com/mamafp/
長野市生まれ長野市在住 二人の娘の母親
出産後、子どもが寝ている間に勉強し、FP資格を取得。
現在は、ノルマのない保険の乗り合い代理店に所属しながら、節約・収入UP・運用の面からお金の大切さと知識を伝え、多くの人がお金の不安をなくし、より豊かに暮らすことができるよう、セミナーや個別相談を行っています。

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